読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

しゅがらぼ

リケジョ学生しゅがーが日常にアンテナはったらこーなった

純ココア(ピュアココア)+運動で、より効率的な体脂肪減少を

f:id:sucrose74:20160811170745j:plain

('ω')<こんにちは しゅがーです

今回は健康関連の論文を紹介します。

 

先週「ココアに含まれてる成分フラバノールが神経を刺激してエネルギー消費量増やすヨ」みたいな報告がありました。

まあ所詮食べ物だしそんなに大量には食べられないので、大幅に消費させるというのは多分無理です。

ですが、これらを摂取することで、日々の行動や運動でエネルギー消費がより行われやすくなるかもしれないので、

『ちょっと楽にシェイプアップしたいな』

という方は運動前の摂取を試してみてもいいかもしれませんネ

 

さっくりした内容は続きを読むで確認 ↓

 

今回読んだのはFree Radical Biology and Medicineの文献で、A single oral dose of flavan-3-ols enhances energy expenditure by sympathetic nerve stimulation in mice.(マウスにおいてフラバノールの単独摂取は交感神経刺激によってエネルギー消費量を増加させる)です。

ココアパウダーから脂肪を除去し、分液で得られた1-ブタノール層をDiaionカラムでわけたときの80%エタノール画分を凍結乾燥してマウスに与えてます。

投与量はこの凍結乾燥した粉体を個体1kgあたり10mgとなるようにやっています

 

この粉体を与えた場合、

・エネルギー消費量はわずかではあるが上昇が見られた

・褐色脂肪組織(BAT)での脱共役タンパクUCP1、ミトコンドリア新生PGC1αのmRNA量増加

腓腹筋での脱共役タンパクUCP3、代謝調整因子p-AMPKαのmRNA量増加

・これらの現象は腸にあるβアドレナリン受容体2,3を介して影響を及ぼしている模様

という結果が得られました。

 

ミトコンドリア→脂肪や糖をエネルギー化する装置として働くため、増えると脂肪や糖をより使えるようになる 

脱共役タンパクミトコンドリアで作られるエネルギーはATPに通常変換しており、エネルギーが必要な場合これを用いるが、そのような変換をせずに即時にエネルギーを熱として放出しちゃうタンパク質(ざっくり)

 

気になる点としては、

・mRNAが増えてもタンパク量は実際増えないんだよねえ…というときがある

・80%エタノール画分には72%程度ポリフェノールが含まれており、うちフラバノールは全体の19%位(ポリフェノールのうち26%程度)含まれている→それって多いのかね?フラバノールが要因だと果たして言い切れるのかね?

・UCP3を見るなら白色脂肪組織や他の筋繊維タイプの筋組織でも見た方が説得力ある

です。

まあ実生活ではフラバノールだけを摂取することはないでしょうから気にする必要はないと思いますが。

 

ココアパウダーとるだけで痩せる!(∩´∀`)∩と期待した方はスミマセン、

エネルギー消費量はそんなに上昇してないのでこれだけでは難しいとオモイマス

ですが、エネルギーを消費するためのタンパク質は結構発現しやすい環境になるかと思いますので、運動前に摂取すると、運動するだけよりもより効率的に体脂肪を減らせるのではないかと思います。

 

ただしAMPKはエネルギーの貯蓄やタンパク質合成の阻害効果を示すようなので、運動後に摂取すると壊れた筋繊維の修復が少し遅れるかもしれません(まあ、微々たるものでしょうけども)

 

日常の家事などアクティブな場面や、エクササイズの前に純ココアを試してみてはいかがでしょうか?というお話でした。

 

一般向けにさっくりと紹介いたしましたが詳細が気になる方は下記原文をご参照くださいな↓

 

DOI: doi:10.1016/j.freeradbiomed.2015.12.030

URL: A single oral dose of flavan-3-ols enhances energy expenditure by sympathetic nerve stimulation in mice